健康的な生活のアドバイス
健康的に生活を送る上でのアドバイスを掲載中です。
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健康な生活を営む基盤は食生活です。過去の日本の食事は、農作物や魚介類を主とする食生活でした。
この食生活においては、食塩の多量摂取や動物性食品の過少摂取が問題となっていました。
このため高血圧が多く、一方ではコレステロールの不足から、貧血や血管の損傷が多くあり、脳出血などの問題をかかえていました。
反面、繊維質の多い食生活はむし歯の発生を予防し、糖尿病や癌などの成人病の発症を防止していました。
現在の食生活は大きく様変わりし、過去の食事と比べると、脂肪は動植物性あわせて約4倍、動物性タンパク質は約14倍に急増しています。
このように乳製品や肉類を多くとる食生活は身長、体重の増大をもたらしましたが、 動物性脂肪、砂糖などの過剰摂取は肥満、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症をもたらす危険性を高くしました。
これらが原因となる、いわゆる成人病の予防のための食生活の指針を考えてみました。
1 | 偏食はやめましょう。 いろいろな種類の食物を摂りましょう。 ただしカロリーの過剰摂取には注意して。 |
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2 | 食事と運動のバランスをとりましょう 食事は腹八分目。 積極的に運動しましょう。 |
3 | 減塩で高血圧と胃がん予防 食塩摂取は1日10g以下に。 |
4 | 脂肪を減らして心臓病予防 脂肪の不足は脳卒中や高血圧を起こしやすくします。 過剰は心臓病、大腸がんなどの原因になります。 脂肪の質も考えて、動物性脂肪、植物油、 魚油をバランスよくとりましょう。 |
5 | 生野菜、緑黄色野菜でがん予防 ビタミンCはがんに関係する物質の生成を抑える。 カロチンは発がん抑制作用がある。 |
6 | 食物繊維で便秘、大腸がん予防 食物繊維の多い野菜、海藻を十分に摂りましょう。 食物繊維は1日20~30gの摂取を。 |
7 | カルシウムを摂って丈夫な骨作り 骨粗しょう症予防のために青壮年期に 十分なカルシウムを摂っておきましょう。 骨ごと食べる小魚、牛乳、海藻などを十分に。 |
8 | 甘いものは程々に 糖分は1日40~50g以下に。 果物にも平均10%程度の糖分が含まれているので、 食べ過ぎに注意。 |
9 | 禁煙のすすめ 喫煙は肺がんなどの危険因子。 ニコチンは細菌を攻撃する 白血球の機能を50%も低下させます。 |
10 | 節酒で健康長寿 アルコールにもカロリーがあります。 過剰摂取に注意しましょう。 週に2日程度の休肝日を。 |